積水ハウスが大損失の原因は?大手でも詐欺にあう実態からの教訓

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積水ハウスが詐欺に合い大損失!2017年8月とんでもない報道がありました。
土地売買での詐欺なんていうのは個人同士で、たいてい高齢者や情弱の人が騙されてしまうものだと思っていましたが
大手積水ハウスの人が騙されて55億の損失が発生したようです。

大きな買い物をするときは本当に気を付けなければなりませんね。
今回、教訓として事件の原因、詳細を見ていきましょう。

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積水ハウスが大損失の原因は?

報道によりますと、積水ハウスが東京品川にある土地を買収しようとしたところから事件は始まります。
その用地は、有名で約2000平方メートルもの広さで、「海喜館」(うみきかん)という廃業した旅館があるところです。
五反田で有名なスポットです。

この建物自体かなり謎で、大正か昭和に建てられたような形なのですが、見た目は長らく営業されていないようなのですが2010年の情報によりますと庭の植木は手入れされていて、一部泊まるお客はいるとのことです。

おそらく積水ハウスさんは、2017年時点でもう廃館になったと判断して交渉に乗り出したのだと思います。
分譲マンションの建設用地として手に入れたかったようで
あちらから契約上の7億も入っていて、積水ハウス側から63億を払っていたので差し引き約55億円の損失ということです。

所有権移転の手続きができなかったためにおかしいと思い、確認したら土地所有者という70代女性の書類の一部が偽物でパスポートなどが偽造だとわかったようです。

本物の所有者も70代女性で、その土地に関する知識も豊富だったようです。おばあさんだと確かに騙しやすいのでしょうか…。分からないところはボケたふりをすればいいですしね。

不動産関係者は、東京オリンピックに向けて高騰している都内の土地を我先にと大手が買いあさっているからこそ
スピード重視でチェックが甘くなったのでは?と見ているようです。
これが原因で、入念に練りこまれた詐欺なのかもしれません。ドラマ「嘘の戦争」のようなことがまさに現実に起きてしまったのですね。

このような詐欺師を地面師と言うようです。こんなドキュメンタリー本も出ています。

ホームインスペクションの詐欺はある?

ホームインスペクションでもなんでも、詐欺というものは存在します。
お金になるものでしたら、なんでも対象となります。

以前悪徳業者の話をしたように、特に耐震診断での詐欺は多いと聞きますね。
大震災便乗詐欺が、あの大震災後にあったということで本当にひどい話です。

あんな大地震を経験した後でしたら、ニュースで悲惨な情報を見て、自分の家も心配になるものです。
そこにちょうど、「耐震診断を無料でやりますよ」という爽やかな営業マンが来て、
実際大した瑕疵もないのに、高額な工事費を請求する。工事をしないと大変ですよ!と煽る。

そういったものがあるものです。

これらは「いい人」がカモにされます。
ここで断ったり、疑ったりしたら相手に失礼かしら…
そんな思いがあると騙されてしまう、ということになります。

騙されてしまうのは知らないことが多いからです。
耐震診断に関しては契約書なしに工事はあり得ません。
以下のことを確認します。

・「建築士免許を見せてください」と確認する
→耐震診断は建築士でなくとも耐震診断士のような資格はたしかにあるけれど、「建築士の診断士しか私は信頼できない」と言い切っていいです。よく分かっている人だと思われますし。

・「契約書なしに診断は出来ないはずです」という。「コンサルト契約」「設計契約」「工事請負契約書」が必要と迫ります。

このサイトにあるような知識で、騙されることは防げます。

今回積水ハウスから得られた教訓は、
「焦ると大手でも騙される」
ということです。

大きな買い物をするときは、いったん家に持ち帰って
しっかりと情報収集をしてから判断しましょう。

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