2017年執筆、住宅価格は今後どうなる?について。
ちょうど、カナダ・トロントの住宅価格が暴落始めているとのことで話題になりつつあります。
日本と関係ないじゃん、と思うかもしれませんが、今すぐ関係はなくとも
日本も他人事ではありません。
筆者も、投資経験は長いのでその視点から見ていきましょう。
住宅価格は今後暴落する?
まず、2017年現在、都心を中心に住宅価格は値上がり傾向にあります。
2008年のリーマンショックで暴落し始めたのは記憶に新しく、あの年から倒産した企業も多い状態でした。
しかし、底をうったのが2012年あたり。
アベノミクスの影響あたりの2013年から景気に期待感が復活して右肩上がりになっています。
それに歯車をかけて、「東京オリンピック開催」となります。
私は東京オリンピック開催が決まった時は安倍さんはなんて運のいい人なんだ、と思いました。
簡単な表を紹介しますと、
三菱UFJ不動産販売の表は以下。
出典:https://www.sumai1.com/useful/plus/market/plus_0056.html
もちろんいろいろな視点があり、新築・中古マンション、新築・中古一戸建てなどものによって違いはありますが、
概ね全体的にアベニミクスとともに右肩上がりなのです。
そして多くの専門家の意見では、東京オリンピック後、にバブルがはじけて今後住宅価格は暴落すると言われています。
これはそういう本もたくさん出ていましてですね、
2022年とか2025年とかいう人がいます。
半額までいってしまっていますね。
誇張されているのであまり真に受けなくていいのですが、今後バブルがどこかではじけるのは繰り返す歴史的には当然のことと言えます。
このまま価格がずっと上がり続けることがないのは承知しておきましょう。
私も初めて投資をしたのがニュージランドドルだったのですが、持っていたらドンドン利益が出て
なんて簡単に儲けることが出来るのだろう、と調子に乗って痛い目にあったことがあります。
投資的な視点でいえば
私は投資経験が10年あるので言えるのですが、確実な未来はないということです。
基本投資で成功するのは、先読みした未来が当たった時です。
今でしたら、私ならオリンピック開催決定後にすぐに不動産を買い、オリンピック開催前に売り払います。
これがプロの行動ですね。
これはもし、不動産価格が上がり続けたら「もっと保持しておけば」となるのでしょうけれど
それよりは早く暴落するリスクに備えて売った方が得策だという判断です。
いろんな専門家が、好きなように予想しますが、結局未来のことは分かりません。
しかし、大方、住宅価格が上がっているのは「投機的な動き」というのは確かで
外国人投資家などが東京都心の土地やマンションを買いあさっているからです。
彼らは投機的、つまり利益を得るためにそうしているので、
オリンピック前後、バブルが崩壊する前に売り払って利益にするのは目に見えていることです。
ですので、上記の本をはじめとしたいろんなところで東京オリンピック前後に不動産バブル崩壊が起こると言われるのですね。
個人的には、最近賢い人が多いため、売り逃げが早い段階で起こると思っていて
実はオリンピック前にバブル崩壊が来るのではないか?と見ています。
カナダ・トロントの住宅バブル崩壊
ちょうど今(2017/09)
カナダ・トロントの住宅価格が暴落しているニュースがありました。
So much for Wynne's Ontario economy. . . https://t.co/bFNUhZN1xt
— Joe Taxpayer (@AboutFreedom999) September 8, 2017
トロントの住宅販売は、8月に34.8%減少して6,357戸となったようです。
急落ですね。
これは今年に入ってちょろちょろと言われていたことなのですが、
それまでバンクーバーを抜いてトロントは世界で一番不動産市場がホットな場所ということでランキングされました。
1位になったらあとは落ちるだけなんですが、早くもその時が来たようです。
今年5月ごろの報道で
カナダ最大の住宅ローン会社、サブプライムの借り手を相手に商売しているホーム・キャピタル・グループの経営危機が報道されたのがきっかけですね。
まさにカナダ版サブプライムショックなわけです。
アメリカと同じことをなぜ繰り返してしまうのでしょうね。
しかし、審査のあまりローンなんて日本にもたくさんありますよね。
そういう人向けのものを作らないと銀行としてももうからないからやってしまうのでしょう。
「住宅ローン 返せない」なんかで検索すると心配になりますよ。
ということで、世界ランキング1位になったら、栄枯必衰・諸行無常の世の中ですから、必ず落ちる時が来るものだという自覚でいたほうがいいです。
住宅価格の今後
ということで、話がまとまっていませんが、言えることは以下のことです。
まとめ
・未来のことは分からない、が前提
・現在、都心を中心に東京オリンピック開催効果による住宅バブルなので、どこかでバブルははじけると思った方がいい
・「いい」ものは「悪く」なる。逆に言えば「悪い」ものが「いい」となることもある。
結論になっているかわかりませんが、バブルがはじけることは考えた方がいい、ということと
どんな投資をしても、「堅実」にやった人が勝つということです。
しっかり調べて、中古住宅でしたら、しっかりとホームインスペクションして、住宅の価値をちゃんと把握して判断するといった
堅実な行動です。
ホームインスペクションが少しお金がかかるから、と略しただけで、何十年分を棒にふることもあります。
なんでもずっと思い通りにいくことはありませんので、堅実にその時その時判断していきましょう。
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