ホームインスペクション(住宅診断)の必要性が分からない!?中古はともかく新築も必要なの?の答え

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なんでホームインスペクションが必要なの?と思う方へ。

ここ10数年、東日本大震災、東京オリンピックの開催決定、各地での自然災害などから、建築需要が増し、資材の値上がり、人件費の負担が増え、建築単価はどんどん上がり、新築物件の価格が高騰しています。
そのため、不動産の購入を検討する方にも、値ごろ感のある中古物件を検討する方が非常に増えてきました。
同時に、中古物件の流通にあたって、建物について知識の少ない消費者同士の不動産売買において、建物の瑕疵(見えない不具合の事)が問題になってきました。
例えば、シロアリ、過去の雨漏れなど高額な建物を買ったあとでトラブルが出るケースも増えてきました。

そこで誕生したのが、海外では当たり前になっている、ホームインスペクション(住宅診断)です。

今回は、住宅別にも、ホームインスペクションの必要性について紹介していきます。

 

ホームインスペクション(住宅診断)の必要性

不動産会社の営業マン、大工さん、ハウスメーカーの営業マン、みんな貴方の味方ですか?
違います。みなさん、あなたに家を買って欲しい。建てて欲しい人達です。
「この物件は辞めたほうが良い」と言ってくれる人は家族以外に周りにいますか?
建物を客観的に診断してくれる第三者の役割を果たすのがホームインスペクター(住宅診断士)です。

 

通常、個人間の売買では建物を保証してくれません。
買う方だけが無知な消費者だと思うかも知れませんが、売る方も無知な消費者なのです。
屋根裏での雨漏れについて、売り主も知らない場合もあります。
多少の傾きがあっても1度や2度の内見では発見出来ないかも知れません。

別記事に記載しましたように、300万円で譲ってもらった物件が結局修繕で1000万かかったという事例もありましたね。

法律では買う方にも注意して確認する義務があります。あなたにそれが出来そうでしょうか?

それぞれのホームインスペクションの必要性(必要度★)

それではホームインスペクションの必要性について、住宅別で見ていきましょう。

 

新築一戸建ての場合(★★★★)

初めてのマイホーム。朝から晩までお茶を出し、大工さんの働き具合をチェックしながら建物を見ている施主は多いです。見ていればちゃんとするだろうと思うかも知れませんが、大工さんたちにとっては多少迷惑かもしれません。建物には大事なポイントがありますのでホームインスペクターにチェックしてもらいましょう。建築士が施工会社と同じ場合は特に必要です。

 

中古一戸建ての場合(★★★★★)

ホームインスペクションが一番必要なケースです。大工さん、所有者の使い方によって、一つ、一つの物件の劣化具合が異なります。自分が選んだ診断士でホームインスペクションを行った方が良いです。建物の重要な部分、基本構造部・劣化対策・雨漏れ対策など必ず見てもらいたいところです。

 

新築マンションの場合(★★)

新築マンションの場合は、ホームインスペクションの必要性は少ないです。なぜなら、その部屋だけに不具合が有る可能性が低いからです。また、大手デベロッパーは第三者機関の検査も受けていて、購入後の保証も手厚くなっています。

 

中古マンションの場合(★★★)

保証期間が終了したマンションは一度チェックしたほうが良いでしょう。とくに水回りは補修・交換などをしておいた方が良い場合があります。

 

リフォームの場合(★★★)

リフォームの場合はリフォームの内容と診断の必要性を考えたほうが良いです。大規模なリフォームの場合は第三者の診断士にホームインスペクションを頼むことをおすすめします。

 

ホームインスペクションを選ぶポイント

何より、客観的に判断してくれる第三者を選ぶことです。
最近は不動産会社、リフォーム会社が診断士をつれてくるケースも増えてきました。あくまで、独立した立場で診断士を選ぶことが大事です。今後、ホームインスペクターの活躍は増えていくことでしょう

良い業者のホームインスペクターを選ぶ方法は以下を参考にしてください。

ホームインスペクションのおすすめ業者はどこか?絶対知っておきたい4つの基準で比較!

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