依頼した物件は結構古い家ですが、ツテもあったそうで当時としては頑丈な鉄骨作りの2階建て住宅でした。
年数はその時で築50年ほど経過していて、父が言うには祖父が200万円程で建てたと言っていました。
現在で換算すると1000万くらいの価値くらいでしょうか。

父は関東に住んでいて、母とはすでに離婚しています。
こちらに残った家に私が住んで良いということになったのですが、壁などガタが来ている部分もあって住むには不安でした。
私は少し心配性な所があるので、一旦住む前にちゃんと検査してもらいたいと思いました。
書籍やネットで「ホームインスペクション」というものを知り、私もこれを利用することにしました。

地元で実績のある会社に依頼し、プロの診断士に家を診断してもらいました。
土曜日の午後で、夕方までで終了しましたからだいたい4時間くらいの検査時間になりました。
結果は、外観に劣化は見られますが安全性で大きな問題は無いとのことでした。

しかしその後、近隣に大きな地震が起こり私のエリアでは震度5強で済みましたが恐ろしいほど家がブルンブルンと揺れて「これはまずいな」と思いました。
地震の不安は診断士に言っていたのですが、「大地震の心配はあまり考えなくて良い」みないなスタンスでしたので、
後になってかなり不満を覚えました。
どうやら会社や診断士によって診断基準は曖昧なようで、これはちょっとミスだったかなと思いました。

現在、日本では地震の活発な時期に入ってきているようです。
これから住宅診断をされる方には、何か別のトラブルを起こさないためにも、地震に詳しい診断士に相談して欲しいと思います。