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ホームインスペクション安いところを選ぶ時の注意点
- 2017/8/13
- ホームインスペクションの選び方
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ホームインスペクションはしたい、でも高すぎる、できるだけ安いところで済ましたい。
こう思う人が多いのはうなづけます。住宅価格との差で、多少高いことに金額の麻痺をしているという自覚のもと
このように考える人は非常に賢いと思います。
が、安かろう悪かろうに引っ掛かりたくもない。
実際どういうことに気を付けてみていけばいいのでしょうか?
ホームインスペクションの選び方について、安さとともに見ていきましょう。
目次
ホームインスペクション安いところを選ぶ時の注意点
ホームインスペクションをしたいけど、なるべく安く、と思う前に
「どの範囲をホームインスペクションするか?」
ということをご自身で明確にしましょう。
ホームインスペクションをするタイミングというのは様々あり、
新築戸建て・マンション
中古戸建・マンション
リフォーム
耐震診断(明確には住宅診断と区別される)
といったものがあります。
意外と自分の目的を見失っている場合がありますので
見積もりの段階で、しっかりと自分の目的を明確にして相手にお伝えすることが大事です。
注意点とは?
ご自身の目的を明確にしたら、見積もり先を絞るために、注意点を確認しましょう。
相手も商売ですから、自分のところをいいように言うのは当然です。
ですので、ある程度の知識をつけた上で交渉しましょう。
すべての知識をつけるのは最初からあきらめた方がいいです。
私も勉強していますが、建築に限らず保険にまで及びますので、素人個人では無理です。
それよりは、以下をチェックして、信頼できる業者を味方につけることを模索した方がいいでしょう。
注意点1:一級建築士がインスペクター
ホームインスペクションする人が1級建築士であること、を確認しましょう。
ホームインスペクションの資格をとるのはペーパーテストで一生懸命勉強すれば通れます。
もしかしたら私でもあとちょっと勉強すれば通るかもしれません。
しかし、やはり現場をしらない人のホームインスペクションは、それまでのもので、瑕疵が見つかったときにどうすればベストか
保険や責任などについて相談しても乗ってくれない、というか知識がないでしょう。
あくまでホームインスペクションのチェック項目をこなすスキルにとどまるのです。
建築士であれば、しっかりと瑕疵が許容できるのか出来ないのか、修理するならどうしたらいいのか、どれくらいお金がかかりそうか、瑕疵が悪徳なものなのかそうでないのか、などレベルが違う知識やスキルを持っています。
まずは基本として、ここを押さえましょう。
注意点2:保険知識がある業者
ずばり、これは重要です。
私も勉強しかけて「これは複雑だ…」と愕然としました。
個人がちょっと勉強して理解できるレベルではありません。
数か月、数年の勉強や経験が必要なレベルなんですね。
ですので、保険の知識は、分かっている業者を味方につける、ということしか選択肢はありません。
ですので、ホームインスペクションの業者が保険に強いか弱いかは、確認してから臨みましょう。
もちろん、瑕疵が何もなかったらいらないことになりますが、
瑕疵があった時がすべてあり、そこから先の心強い味方を選ばないことには賢い選択とは言えません。
ここを妥協して安すぎるホームインスペクションを選択するのは、「瑕疵が全くなかった」ときだけよかった、としかならないのです。
注意点3:業者としての経験値がある
ここを見ましょう。経験値が浅いホームインスペクションの場合、本当に「瑕疵があるかないか」で終わるところがほとんどでしょう。
2018年からのホームインスペクション義務化で新規参入してくる業者が多いかと思いますが、
保険・建築知識・不動産業者との仲介に配慮できるスキルなど(実際、不動産業者との間に介入する義務はありませんが、結局3者のことを考えられる業者の方が良いのは言うまでもありません)経験がないと得られないものを持っている業者を選びましょう。
その他にも、当サイトでは建築経営も網羅するマクロ的な視点で「建築業許可」の資格を持っているところであれば
なお信頼がおける、ということを推奨しています。
当サイトおすすめの業者が唯一そうですので、下に紹介しております。緑のボタンよりお見積りや相談をしていただければと思います。
ホームインスペクションの相場は?
ホームインスペクション協会の公式HPが公表しているホームインスペクションの相場は以下となります。
・機材を使用する詳細診断になると、10万円以上する
・都心の方が競争進み多少安い
・地方だと競争がなく高めになる
時々いらっしゃるのですが、目視による1次診断だけ、というのはかなり中途半端なホームインスペクションとなります。
やはり屋根裏・床下など外から目ない部分を見てもらうことにこそ、ホームインスペクションの意味はあると言えます。
そういう意味では、あまりに安いホームインスペクションは
ただ「瑕疵はなかった」で終わる可能性が高いです。
それか1次診断だけで、瑕疵があったとしてもどうしていいか分からない状態で終わるパターンが多いので
後々高くつく可能性が高いのです。
安いと後で高くつく
このように安いと後で高くつくことは多いのです。
ホームインスペクションをやるのであれば、ご自身の目的をしっかりと達成しなければなりません。
家に長く住むため、どうしたいのか?排水管周りさえ解決されればいいのか?耐震性まで見たいのか?リフォームのためにどうしたいか?など
目的の完全達成のために、上記の注意点を満たした業者で見積もりをして決めたいものです。
補助金を活用しよう!
関連記事の先にありますが、リフォームを中心に、条件をクリアすれば補助金が出るホームインスペクションもあります。
または、自治体によっても条件をクリアすれば無料であったり、割引される制度があるところはあります。
ですので、良い業者にて、かつ安く済ませたいときは補助金について確認しましょう。
関連記事を参考にしてください。
まとめ
いかがでしょうか?
ホームインスペクションを1番安い価格で、と思う方は多いですが、
やはり自身の目的達成が1番です。
それを考慮した上で、補助金や、業者との交渉を考えていきましょう。
結局、しっかりと信頼できるホームインスペクションをやってもらわないことには意味がないのです。
あなたのホームインスペクションが良い結果になることをお祈りしています。
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