ホームインスペクションに時間はかかる?適正なのはどれくらいか

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ホームインスペクションにかかる時間がどれくらいか?
これはホームインスペクションを頼む上で、頼む側が知っておいた方がいい知識であります。
なぜなら、その時間一緒にいた方が安心できるのはもちろんですから売主様の家をインスペするならば売主様の都合も考える必要があるからです。2時間で終わると思っているのと4時間かかると思っているのでは予定が変わってきます。

ホームインスペクションの調査にはやはり多少時間的な余裕を持って依頼をすべきなのですが、ホームインスペクションにはどのくらいの時間がかかるものなのでしょうか。

ホームインスペクションするのにかかる時間は?

そもそもホームインスペクションとは言っても、その家をパッと見て問題があるかどうか判断できるような簡単な技術ではなく、外観はもちろん、床下や屋根裏、備え付けの設備の奥といった家の中のあらゆる箇所を目視で確認しますので、そうそう簡単に終えられるような検査ではないのです。
つまり、調査範囲により必要となる時間がへんかしますので、ホームインスペクションにかかる時間を一概に申し上げるのは難しいという結論になります。
とはいえ、一般的にホームインスペクションにかかる時間は2~3時間前後とされておりますが、残念ながら中には、1時間ほどのホームインスペクションで、さほど詳しい説明もなく検査終了とする、不動産会社と結託している、若しくは自社でリフォーム契約をさせようとしているのではないかとさえ思ってしまうようなホームインスペクション会社もあるようですので、注意が必要です。

一応、日本ホームインスペクターズ協会が言う目安等をまとめると以下のようになります。

 
範囲 時間
100㎡(約30坪) 2~3時間
+床下や小屋裏の調査が加わると 3~4時間になることも

 

つまりポイントは床下・小屋裏など中に入る作業が時間を食うというところです。

また、正常な家の方がもちろん早く終わります。

 

暗い時間は出来ない?出来る?

さて、ホームインスペクションを行うとなれば、明るい時間帯でなければ調査して貰えないようなイメージかと思いますが、そこはご安心ください。
ホームインスペクションの会社にもよりますが、どうしても「時間がない」「忙しい」といった方の為に早朝や深夜帯に調査を行ってくれているホームインスペクション会社もあります。
つまり、夜の暗い時間帯であっても調査はできます。
もちろん明るいに越したことはありませんが、プロであるインスペクターならば要所を把握しているからこそ、暗くても調査可能なのです。

これは貴重な一級建築士(の場合が多い)ですから、その方の都合ももちろん考慮して予定を調整すべきであることは忘れてはいけません。

 

まとめ

時間はどうしても個別ケースによりますので、アバウトになりますが
詳しい調査をしたら最大4時間を超すこともあるので、売主様との調整になる場合は5時間くらいを目安に時間を確保しておけば問題ないのではないかと思います。

中古住宅については、宅建業法でも説明が義務化されるようになるホームインスペクションですが、これはホームインスペクションを行う事を義務としているのではなく、「ホームインスペクションをしたなら、その結果を説明しなさい。仲介業者は物件の売主にホームインスペクターを斡旋するかしないかを伝えなさい」という内容のものです。
ただ、「なぁんだ」と思うなかれです。
これまで、ホームインスペクションは認知度が低く、不動産取引の中で「ホームインスペクション」という言葉が使われる機会もほとんどありませんでしたから、売買契約の前にホームインスペクションという名前出す必要があるというだけでも、公正、且つ安全な取引をするためには大きな前進だと言えるのではないでしょうか。

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