中古住宅購入で後悔した人の4つのパターンから学べること

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中古住宅の購入で後悔する人、というのは意外と多いものです。
それは事前に知るべきことを知らなかったから起こることです。

出来れば新築の方がいいけれど、やはり安い方がいいから中古住宅にするという人は多いと思いますが
「新築同様!」と不動産会社のうたい文句にあおられて盲目的に買ってしまう人も多いのが現実です。
宣伝文句に盲目的にならずに、賢い中古住宅の購入の仕方を、実際に「買って後悔した!」という人の声から
4つのパターンを見出しましたので学んでいきましょう。

中古住宅購入で後悔した人の声

今回、実際に中古住宅購入で後悔した、ネット上の声と、実際の私の知人にインタビューしましたので、
それを紹介していきたいと思います。

■実例

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予算内でやろうとするといろいろと理想を下げていかなければなりません。
分かってはいるのですが…結局私の理想とはかけ離れたものを、夫がこれでいいと押切りそこに住むことになりました。
新しい生活が始めるというのに全く嬉しくない。
強引にここに決めた夫に対して時々怒りがわくことがあります。
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自分たちの優先順位が曖昧だったために、選ぶのに時間がかかりすぎました。つまりは優柔不断夫婦だったのです。
いつも「すこし考えさせてください」といって、もう一度連絡を入れたときは先客がいて断られる、というパターンが多いです。
手付金の数万円をケチったためですね。
結局、理想よりかなり落ちたところに決めています。今でも、あそこに決めておけば…と思うことがあります
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その土地の治安や隣人について事前に調べておかなかったことを非常に後悔しています。
両隣ともヤンキーっぽい若い世代で、怒鳴り声とかよく耳にします。
そういう土地らしいです。毎日お隣にビクビクしながら過ごしています…。
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私は築16年の中古住宅を購入しました。価格は3000万円でした。
主人と子供二人が電車通勤、通学なのでとにかく駅から近い中古住宅を購入したいと思っていました。それから私は車に乗らないため、徒歩圏内でスーパーなど生活用品を買える店があることが条件でした。とにかく駅から近くて便利なところ、生活の便が良いことを一番期待して中古住宅を購入しました。
とにかく立地重視で購入したので、場所はパーフェクトでした。全く後悔はありません。
しかし、そんなパーフェクトな立地の中古住宅にも、後悔する点が出てきました。
それは住み始めてから一カ月ほどしてからです。夜に隣人の怒鳴り声が聞こえてきました。
住民どうしが喧嘩をしているようです。
私が購入した中古住宅は駅から近くて便利ではありましたが、住宅密集地であるため隣の家との距離がとても近く、色々な音がとてもよく聞こえてくるのです。
夜中に怒鳴り声が聞こえてくるのは心穏やかなものではありません。
また、別の隣人の家からは夜中にギターの音が鳴り響いています。
うるさくて仕方ないですが、どちらの家も新築で買って住んでいらっしゃるので、後からきた私が文句を言うのも、とても言いづらくとにかく我慢しています。隣人の音がうるさすぎる点において、この中古住宅を購入したことを後悔しています。
中古住宅を購入するにあたって、立地はとても大事ですが周りにどんな人が住んでいるか調べることもとても大切です。
これから中古住宅を購入しようと思っている方にアドバイスしたいことは、購入する前に何度か足を運んでみることです。とくに夜静かであるかどうか、夜にこっそり近くまで見に行ってみることが大事です。
夜うるさいと、せっかく中古住宅を購入しこれから気持ちよく生活を始めようと思っていても、後からとても後悔することになるからです。
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1、築何年の中古住宅を購入しましたか?
築30年です。祖父が祖母と30年間生活していた中古住宅を安く購入しました 。祖母が他界して祖父が高齢者施設に移るタイミングで購入しました。最初は祖父から非常に安く譲ってもらえてラッキーだと思っていました。価格だけを見ればすごく安かったのですが、やはり30年も経過している中古住宅と考えると、細部に色んなガタがきています。後々色々と後悔をするようになりました。

2、だいたいのお値段を教えていただいてもよろしいでしょうか?
平屋の中古住宅で、土地家含めて祖父からおよそ200万円ほどで購入できたのでラッキーはラッキーなのですが、そこからのリフォーム代が思っていたよりもはるかに高くついたのです。

3、どういう期待で購入しましたか?
中古住宅自体は200万円で購入できたので、そこから500万円ほどでリフォームしてトータルで700万円ぐらいで済むのかなと簡単に考えていましたが、500万では全然済みませんでした。一番の後悔は、築30年の中古住宅を購入してしまったということです。まず築30年ともなるといたるところにシロアリが出ていて、家を支える柱もダメージを受けています。この辺は見た目ではわからずにリフォームする時に壁を剥がしたりしてみないとどのくらいシロアリのダメージを受けているかが分かりにくいようです。

4、後悔したのは、購入してどれくらい経ってからですか?
中古住宅を購入して後悔に気付いたのはリフォームお願いして壁を剥がした時でした。結局リフォームも後からいろいろ必要経費が増えていき、リフォーム代だけで1000万円ほどかかってしまいました。

5、後悔している点について詳しく教えてください
予想以上に高くついてしまったことです。祖父から200万円で購入して、リフォーム代に1000万円かかったということは、築30年の平屋の中古住宅を1200万円で購入したのと同じことになります。最初からリフォームに1000万円もかかるなんてわかっていたら絶対に築30年の中古住宅なんて購入しません。祖父から譲ってもらったときには、こんなに後悔するなんて夢にも思っていませんでした。もう購入してしまったものだしリフォームも済んでしまっているので、今何を言っても何を後悔しても何も変わりません。ここに住むしかありません。

6、これから中古住宅を購入する方にアドバイスをお願いします。
これから中古住宅を購入しようとしている人に一つ言えることは、最初の安さに惑わされないことです。中古住宅は新築を購入するよりも安く済むというイメージがあるので、最初の安さで強いインパクトを与えられて、そのままの流れで購入まで話が進んでしまうというのが怖いことです。しっかりとしたリフォーム会社がリフォーム済みの中古住宅を販売していればそれなりに信頼できるかもしれません。自分で古い中古住宅を購入して、リフォーム会社にリフォームをお願いするよりも、既にリフォーム済みの中古住宅を購入した方が後悔が少なく済みそうな気がします。

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土地を持っておく感覚で、今は安い物件我慢しようと思って購入した物件。
数十年後にそれなりにお金が出来たので、建て替えようと思ったら、再建築不可物件であって
建て替えることは不可でした。これは法律上の縛りで、地震や火災が起きたときの想定や、都市計画の関係で、この土地はこういう建物を建ててはいけない、という決まりがあるのです。
買う時にそこを重要視なんかしないので、今になって後悔しています。
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見た目が良い中古物件で、内覧会の時も「新築みたい」という言葉が営業の人の口からも利かれたので
得した気分で住んでいました。
が、住んでみてに雨漏りや、部分的なキシミが気になり、不安になり調査したら、修理がそれなりに必要だと言われてしました。
結局200万以上出したので、悪物件をつかまされた思いです
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内覧した時や住み始めはいなかったのですが、ある時期になるとシロアリが大量に発生します。
調べたらシロアリというのは時期によってよく出るらしいのですが、木を侵食するので家としてダメになるのが早いと聞きました。
20年は住むつもりで購入したのですが、最初からシロアリのことを知っていれば、と後悔しています。
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私は10年前に中古の住宅を購入しました。築6年の物件です。購入価格は 2000万円です。
近隣の新築物件に比べると、御値段的には安いほうです。それまでは賃貸物件に住んでました。
うちは家族四人、夫婦と子供二人の構成になりますが、子供が幼稚園に通いだすと、物が増えてきて、手狭になり生活にストレスを感じていました。そのタイミングで購入しました。期待通り広さを手に入れたので生活は変わりましたね。

後悔したのは、意外とはやく一年たった頃には後悔しましたね。
生活面では確かに改善はされました。購入後、生活をはじめた後で友人や、同じ世代のママ友さんなども家を購入され、新築の一戸建てやマンションに伺う機会がありました。

そこで率直に感じたのは、新築ならではの、新しさ、そして新築の香り(木のかおり)、設備など、中古の我が家とは、まるで違いました。正直、羨ましいと思ってしまいました。家と言うものは、家族がこの先何年も暮らす場所ですし、家など人生に一回買えるかどうかのものです。多少、奮発しても、無理してでも、新築にすればよかったなという思いが生じたのが正直なところです。これから購入される方に言いたいのは、中古は新築とは全てが違うということです。

40代男性
築年数18年の中古住宅なんですが、知人が遠方に引っ越すということで売っていただきました。
値段もかなり安く手に入り450万円で譲っていただきました。
部屋数も家族には充分すぎる程あり、見た目も築18年とは思えないほど綺麗なもので壁の色の関係もあったかもしれませんが高級感もあり家族一同一目惚れしました。内装もかなり使い勝手がよく、広々としていてバリアフリーなので快適な暮らしができると期待していましたし、キッチンはシステムキッチンが入っていまして、これなら広々と料理ができる!そんな思いもありました。

ところが購入してから半年ほど経ったある台風の時に部屋の壁と天上から水漏れがありました。壁づたいに雨水が流れ込んで窓枠からも雨風が吹き込んで来たんです。大変な思いをしました。購入して後から知ったんですが、元々自宅のある地域は地盤が緩いところで、原因調べたら少しづつ家が歪んできていたということでした。安物買いの銭失いという言葉はよく聞きますが、いくら安くて見かけ良くても、地盤や家の歪みなどはシッカリ調べてから家を購入するべきだったと強く思いました。これから中古住宅を買う方々へのアドバイスとしては、まず地盤のことは最低限知っておくべきだということと、壁に亀裂や歪みはないか天上や窓枠に歪みはないか…それは良く見ておくべきだと思います。聞くところによるとホームインスペクションという住宅診断を中古住宅を購入の際にやるのが賢いやり方だということを聞き、やっておくべきだったと後悔しています。

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1、新築と悩んだ挙句、築25年戸建ての3LDK2階建ての中古住宅を購入しました。中古住宅といってもリノベーションを行ったばかりのものでしたので、内装は比較的綺麗でしたのでこれならば新築を購入するよりも安いかなと思いましたが、後々かなりの後悔をすることになりました。
2、約1200万程度で購入しましたが、住宅ローンで頭金はほぼないような状態で組むことにしましたが今思えば現金一括の方が良かったかなと後悔しています。
3、まず新築に比べると購入費用が安いため、中古住宅ならば費用を最小限に抑えられると思っていましたがそれが後悔するきっかけの一つとなりました。また、比較的立地の良い場所に所在していたので、いざという時は売りに出せば元手分ぐらいは軽く回収できるのではという見通しがありこちらもあとで後悔する理由となります。
4、中古住宅の購入で後悔を感じ始めたのは2年ほど経過した時で、家の設備に色々と不具合が生じるようになりました。
5、中古住宅を購入して一番後悔しているのは、家の設備に不具合が生じやすくなってきたということです。始めは水道管が経年劣化して水漏れして途轍もない水道費を請求されたことから始まりました。その後も雨によって屋根の塗装が剥がれ落ち家の中に雨漏りするようになったり、風呂場のフローリングが抜け落ちたりと経年劣化が本格化し、結局修繕費に約300万円程度かかり後悔することになりました。またあまりにも経年劣化が酷いので、家を売りに出そうとしても中古物件の建物価値はほぼゼロと同じなので、売却査定額も購入価格を大きく下回り、売るに売れないという結果になり後悔する羽目になりました。
6、これから中古住宅を購入する場合には内装の見た目だけではなく、水道などの設備に不具合がないかチェックすると後で後悔がありません。また売りに出そうとしてもほぼ中古住宅は価値がないので、投資対象として購入するよりも一生住むぐらいの覚悟無いと後悔することになると思います。

参考:yahoo!知恵袋
参考:当サイトでクラウドーソージングでの体験談募集

 

中古住宅購入での後悔の4つのパターン

これらのことをまとめると、中古住宅を購入して後悔した4つのパターンが見て取れます。

中古住宅購入での後悔:その1

予算優先で妥協しすぎた

>優先順位を把握していなくて、優柔不断で決断が遅れてよい物件を逃してばかりだったり
夫婦どちらかの妥協が大きくなって、夫婦間の関係が悪くなったりという事例があります。

 

中古住宅購入での後悔:その2

安さに騙された

>安さに舞い上がり、お得な気分で購入したら、後からたくさんの瑕疵や、想定以上のリフォーム代がかかるパターンが散見されました。
やはりこれもホームインスペクションをすることで、瑕疵とリフォームにどれくらいかかりそうか相談できますので、事前にしたら回避できたでしょう。
安いものには注意が必要です。

中古住宅購入での後悔:その3

隣人や、その土地の治安について全く無頓着だった

>>騒音もそうですね。公園の前だと、夜に若者が騒ぐ、とかあります。
保育園の隣だと昼間だけ、子供の声がたくさん聞こえます。(癒される人と、うるさいという人がいますね)

 

中古住宅購入での後悔:その4

事前に住宅診断(ホームインスペクション)をすべきだった

>>家の見えない部分の瑕疵について把握しておくべきだった。

 

この3つが主なものですね。

予算で妥協するというのは仕方のないことなのかもしれません。
無理して高いものを買うというわけにもいかないですからね。

ただ、「優先順位」をハッキリしていなかったための後悔と、「夫婦間での話し合い」がうまくいかなかったために
片方が大きく後悔する、という事例が多いようです。

ですので、夫婦がお互いの優先順位を出してすり合わせをしておくことが大事ですね。

2つ目の、「隣人」「治安」は重要です。これは賃貸でもそうですね。
私は、治安についてはよく調べています。これは警察庁のHPにありますね。

▶治安についての参考サイト

東京については以下が警視庁より出ています。

犯罪情報マップ
http://www2.wagmap.jp/jouhomap/

▶交通事故が多い土地かそうでない土地か

交通事故発生マップ
http://www3.wagamachi-guide.com/jikomap/

東京以外についても、「土地名+治安+xx県警」の検索でいろいろと情報出てきますので調べてみましょう。
例えば埼玉県は以下

https://www.police.pref.saitama.lg.jp/c0011/kurashi/town-crimemap.html

まとめ

いかがでしょうか?
特に値段が妙に安いものは注意です。
「大島てる CAVEAT EMPTOR: 事故物件公示サイト」なんかも有名ですが、
事故物件でなくても、「騒音」「治安の悪さ」などは事前に調べるべきでしょう。

そして、究極は「隣人」ですね。私の場合は営業マンに聞くだけでしたが、多分不動産会社の人もよく分かってない人がほとんどです。
ですので、正直自分の目で確かめるしかありません。
見た目では分かりませんので、一番はお話出来たらいいですが、なかなか勇気がいりそうですね。

そして、何よりホームインスペクションの実施です。
申し込み後にするのが通例です。手付け金の前の実施です。

ここでお金をケチることで、その後に自分で何百万の修理費を払うこともあるのです。
それにもし瑕疵が見つかった時、(それはそれでモメることも多いのですが)場合によっては売主が修理してくれることがあります。
不動産会社が持っているものならば確実に瑕疵保険に入っているはずですので、あちらが修理してくれます。

そういう意味で、長い目で見るならば、そこをケチらずにインスペクション(住宅診断)はしておいた方が得策なのです。

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