ホームインスペクションの補助金について分かりやすくまとめてみた

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ホームインスペクションは補助金を使える、という話をきいたことがあり
もし使えるのならばもちろん使って、出来るだけお得に済ませたいものです。
でも、調べてみたら、けっこう複雑みたい…、どうにか頑張ってまとめてみました。

ホームインスペクションの補助金は単体ではない

まず、最初に認識したいのは、ホームインスペクションの補助金は
「ホームインスペクションだけ」をやる時に出るのは、今のところ国の制度では見当たりません。
*各自治体(地域)の補助金である場合はあります。必ず自治体の補助金も市役所でチェックしましょう。

基本的には、今、国は1億総活躍社会の実現に向け、人口減少する中、中古住宅に目を向けていて
そのリフォームや売買に力を入れています。
2018年4月からのホームインスペクションの義務化もその一環で、中古住宅の有効活用の活性をもくろんでいるようです。

その中で、もちろん補助金をホイホイと出すわけではなく、しっかりとした「条件」「基準」があるわけであります。
基本的に「中古住宅のリフォーム」に対する補助金で、その中でホームインスペクションが必須で、ホームインスペクションに対しても
補助金を出しますよ、というパターンが多いです。

 

ホームインスペクションに補助金が出る事業と条件

ホームインスペクションに出る補助金として、下記2つの事業が今のところ国がやっているものとして挙げられます。

1、住宅ストック循環支援事業

2.長期優良住宅化リフォーム推進事業

この2つです。それぞれ条件が違いますので見ていきましょう。

 

住宅ストック循環支援事業

長期優良住宅化リフォーム推進事業

条件
  • 40歳未満の人が既存住宅を購入
  • 売買の際、インスペクション実施+「既存住宅売買瑕疵保険」に加入
  • リフォーム工事前にホームインスペクションを行い、工事後に維持保全計画を作成すること。
  • 性能向上に関するリフォーム工事、または三世代同居の改修工事を行うこと。
  • リフォーム工事後に、少なくとも劣化対策と耐震性の基準を満たすこと。
申請期間 平成29年1月18日(予定) ~ 遅くとも平成29年6月30日(予定)  交付申請書及び技術的審査書類の提出期限は、平成29年12月22日(金)(必着)まで
補助事業者
  • 宅建業者(買取再販等)
  • インスペクション事業者
 工事に要する費用全般
補助対象
  • インスペクション
  • エコリフォーム
 リフォーム会社と相談
補助額
  • ホームインスペクション
    5万円/戸
  • リフォーム工事内容に応じて定める額(定額 別途資料参考に)
 対象工事費用の1/3
限度額 50万円/戸(インスペクションとエコリフォームの合計額として)

ただし耐震改修を行う場合は65万円/戸

  • 100万円(認定長期優良住宅並みとする場合:200万円)
    ※200万は認定長期優良住宅並みとは、いわゆる新築基準とする場合
  • 三世代同居の改修工事の場合、限度額の上限50万円として上乗せするため、計150万円(250万円)

 

*正確性は保証しかねますので、ご利用の場合は今一度調べなおすようにお願いします。

 

これにプラスして、各自治体での補助金となります。
ただし、国の補助金と各自治体の補助金は併用できないのが普通ですのでご注意を。お得な方をとる、という形でしょう。

 

各自治体の補助金や制度

例えばさいたま市では以下のようなパンフレットがありましたので撮っておきました。

この場合、条件も限られていますね。昭和56年以前ということですので、築36年以上というところでしょうか。
こういった情報は、市役所に行けば得ることが出来ます。
自治体はやはり地域の事業者にお得になるような制度を設けていると考えられます。必ずチェックしておきたいところですね。

上記の、国の事業にしても、毎年変わりますのでその都度条件について確認した方が良いでしょう。
基本はリフォームに関してでありますので、ホームインスペクション単体での補助金は上記の自治体で条件に合うもののみということになります。

是非、参考にしてください。
最後までお読みいただきましてありがとうございました。

 

 

 

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