ホームインスペクションはマンションと戸建てじゃこんな違いがある!

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マンションと戸建て住宅でホームインスペクションに違いがあるのか疑問

という声がありますので詳しい人に聞いてみました。
今回はマンションと戸建て住宅のホームインスペクションの違いについてインタビューしたことをシェアします。

 

ホームインスペクションはマンションと戸建てじゃこんな違い

単純に、素人の疑問として

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マンションって集合住宅だから、中までインスペクションできなくて、戸建てより不利なのでは??
と思ってしまいます。
その回答が以下で、専門家の回答をまとめたものとなります。

非常に興味深い回答で、想定通りなことと、想定外のことを答えてくれました。

 

ホームインスペクションをマンションでする場合

マンションはほとんどの場合、RC造です。
これは鉄筋コンクリート造の略で、頑強に設計されています。
またマンションは戸建てに比べて大きな建物です。よって第三者機関による確認申請や適合性判定が行われています。
また規模が大きいと施工中も、監理技術者がしっかりチェックしています。そのため、瑕疵や欠陥が戸建て住宅よりも起きにくいのです。

 

ホームインスペクションをマンションでする場合は、主に生活に直結する部分を確認します。
例えば電灯の配置、窓の立て付け、水道の配管など。

一方、柱、梁、壁などの構造躯体はタイルで隠れており、直接的に判断できません。
戸建て住宅の場合、柱や梁、壁は露出しているので目視で確認できます。また配管は床下に潜り込めば、これも目視できます。
マンションはホームインスペクションで確認できる箇所が少ないですが、設計や施工で厳格なチェックが済んでいるのです。
戸建ては第三者機関のチェックが甘いが、ホームインスペクションでしっかりチェックできると考えてください。

このへんが違いとなってきます。

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マンションのホームインスペクションで見れない部分があるということなのですね!

 

マンションのホームインスペクションは、その構造上、仕上げの裏側を見ることができません。
マンションはRC造がほとんどです。壁や柱、梁などの躯体はRCが素地が出ているわけではなく、タイルなどで仕上げられています。
そのため、マンションの躯体自体にひび割れがあっても、それを直接的に調べる方法が無いのです。
またマンションの各階にある配管も見ることができません。天井の裏側に隠れているからです。
マンションは戸建て住宅よりも、ホームインスペクションに制限があるといえます。

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マンションと戸建てでは値段は違いが出てくるものですか?

ホームインスペクションを行う場合、マンションと戸建て住宅では値段の違いは出にくいといえます。
その理由は、チェック項目や手間が同じだからです。
マンションの方が規模が大きいですが、マンションは住戸パターンは同じ。
つまり1つの部屋や公共部分をチェックすれば、後は同じ要領で済みます。

一方戸建て住宅は、各住戸で住み方も違えば使い方も違う。
マンションより規模が小さいとはいえ、ホームインスペクションを行う作業量としては変わらないのです。

 

まとめ

実感としてはマンションの方がきちんと設計されている場合が多いです。
その理由は、マンションは意匠、設備、構造設計で確認申請が行われているからです。
つまりすでに第三者機関により細かくチェックされています。

一方、戸建て住宅は第三者機関が満足に行われておらず、設計者や施工者の裁量によるところが現状です。

ホームインスペクションを行っても金額に違いは出にくいと言えます。
それでも、築年数が長いと欠陥が出やすいのも事実。マンションと戸建て住宅の両方とも、ホームインスペクションを行い安心して住みたいものです。

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ありがとうございました!

 

建築設計事務所にお勤めの方にお話しをうかがうことが出来ました。
やはり予想したとおり、マンションは見えないところがある、ということですね。
しかし、予想外だったのが、マンションには「もともと第3者機関のチェックが入っている」とのことです。

お話を伺った方は、マンションも戸建てもホームインスペクションしましょう、という話で締めていましたが
正直な感想としては、戸建てよりはマンションの方が、ホームインスペクションをする必要性が低いという話にも聞こえてしまいました。

このへんは個人の判断になるとは思います。数年前にマンションの傾きが話題になりましたからね…。
あれも大手がかかわっていたものですので、一概に「マンションは第3者のチェックが入っているから大丈夫」とは簡単には言えませんね。

まとめますと以下のようなことになりますね。

 

・マンションと戸建てでは値段はあまり変わらない
・マンションは確かに、見えない部分、検査できない部分はある
・しかし、すでに第3者機関が厳しく審査しているので内部の欠陥は出にくい

 

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