建売住宅で欠陥が見つかり後悔するって多いの?5つのポイントを知って後悔知らずに!

建売を買うと後悔するってよく聞くような気がするのですがどうなのでしょうか?
新築の一戸建ては、大きく2つに分けて「建売」と「注文住宅」がありますが、建売を購入された方のご感想をネットで見ると、欠陥を理由に後悔していらっしゃる方を多く見掛けます。

これは一体どうしてなのでしょうか? 建売を購入すると本当に後悔するのでしょうか? 建売を購入する際の注意点をまとめてみました。

後悔は多いは嘘?本当?建売とはそもそも

建売とは「建売住宅」の略で、土地と一緒に販売される、一戸建ての新築を指します。(これとは反対に、自分で土地を購入し、その土地に自分で建てた家を「注文住宅」と呼びます)

建売は、既に家が建てられている、または建築中で、建てられる家の外観や間取りが決まっているため、自分の希望通りの家を購入することはできません。

こう聞くと、注文住宅より、建売が劣る印象がありますが、建売の最大のメリットは、同じ広さの注文住宅より、販売価格が概ね安いという点にあります。

これは、建売を販売する業者が、同じ様な家を大量に建てることにより、建築資材の無駄を省いたり、施工者の作業スピードを上げるなど、各種コスト削減により実現するものです。

また建売には、駅やスーパーの近くなど、立地条件が良い場所にあるというメリットや、その時に流行りの外観で家が建てられているなど、デザイン的なメリットも存在し、建売には建売の良さがあります。

 

建売で欠陥って多いの?

建売を購入された方のご感想によれば、欠陥がある建売も多く存在する様ですが、建売が注文住宅と比べ、欠陥が多いとする具体的なデータは存在せず、建売に欠陥が多いと断定することはできません。

しかし、建売は注文住宅より、コストを抑えて建てられるため、一概には言い切れませんが、欠陥が多い可能性はあります。

 

建売で欠陥の具体的事例

建売に欠陥が多いというデータは存在しませんが、ネットで建売を購入された方のご感想を見ると、後悔されている方を多く見掛けます。以下に、具体的な事例をご紹介させて頂きます。

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「購入後3ヶ月で壁から雨漏り。激しく後悔」
この方は、建売を購入し、住み始めて3ヶ月で、窓枠周辺から雨が染み出しました。これは、外壁に僅かなヒビがあり、風雨の強い日に、ヒビから雨が入ったことが原因です。

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「住み始めて3年で、外壁の一部が剥がれた」
こちらも同じく外壁に関する欠陥です。2階の外壁が剥がれて落下すると、思わぬ事故に繋がる虞があり、大変危険です。

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「入居後1年で床が傾いてきた」
これは、最も深刻な欠陥です。原因は地盤沈下によるもので、床だけではなく、家全体が傾いているとのことでした。

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「フローリングなどに細かな傷が多数あった」
建物の引き渡しが完了し、入居すると、内覧時に気付かなかった、細かな傷が多数見付かったとのご感想です。細かな傷が欠陥と言い切れるかは、判断の別れるところですが、建売を購入された方のご感想として、この手の事例は数多く見受けられます。

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「階段の裏側からビスが飛び出してきた」
こちらは施工の際に、階段の内側から打たれたビスの先端が、階段から出てきたという事例です。ビスの先を足で踏んでしまうと、思わぬ怪我に繋がり、建売を購入したことを後悔してしまいそうです。

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「壁や階段の隅が隙間だらけだった」
こちらは、施工不良による欠陥で、原因は、施工者の技能不足によるものです。建売は、人件費削減のため、経験の少ない見習いの施工者が作業を行うことがあるため、この様な欠陥が出てしまいました。

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「フローリングが浮き、ミシミシと音が鳴り出した」
こちらは、床材の一部が浮くことによる欠陥です。フローリングにも無垢や集成材など、様々な種類がありますが、集成材で作られたフローリングが浮き出した場合は、施工者の経験不足が疑われます。

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「住み始めて一週間で、ドアと窓が閉まらなくなった」
こちらも施工者の経験不足や、技能不足による欠陥で、立て付けが悪いことが原因です。

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「天井の点検口が落ちてきた」
ある日突然、天井にある点検口(天井裏に入るための出入り口の蓋)が落下したとの欠陥です。こちらも施工者の技能不足による欠陥と言えそうです。

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「バリアフリーのはずが、いつの間にか1cmの段差ができていた」
こちらは、床が沈むことにより発生した欠陥です。原因は、施工者の技能不足、または、地盤沈下により、家が傾いたことが理由と考えられますが、こうなると、後悔どころではなく、裁判を起こす必要がありそうです。

建売の欠陥事例をご紹介させて頂きました。総合的に見ると、大工さんなど、施工者の腕前が未熟なことで起こる、施工不良による欠陥が大半であると言えそうです。

建売を買う時に注意したい5コのポイント!

欠陥が多く、購入後に後悔が多いとされる建売ですが、購入時に以下を注意すれば、欠陥住宅を選ぶリスクを減らすことが可能です。

1,販売業者の評判を調べる

建売を購入する際は、販売する業者の評判をネットなどで確認することが第一歩となります。大手の販売業者であれば、それなりの評判を知ることが可能です。ネットの評判を完全に鵜呑みにすることはできませんが、ある程度は参考になります。

 

2、誰が建てたのか?

建売は大抵、販売する業者と、家を建てた業者が異なります。建売を購入する際には、どこの建築業者が建てたのかを確認し、その建築業者の評判を確認すれば、その建売の品質を判断できます。

また、家を建てた建築業者が、建設業の許可を持っている場合は、建設業許可申請書類が役所(都庁や県庁など)に提出されているはずです。

建設業許可申請書類は、役所で閲覧することが可能で、その建築業者が過去に建てた家の件数や、建てた家の価格などが記載されています。

これにより、その建築業者の経験や経歴を確認できます。万が一、対象となる建売を建てた建築業者が、建設業の許可を持っていない場合は、その建売を購入するには、それなりのリスクがあると言って差し支えありません。

 

3、保険・保証の確認

2000年4月1日に施行された「住宅の品質確保の促進等に関する法律(住宅品質確保法)」により、建売・注文住宅問わず、引き渡し10年以内に発生した瑕疵(欠陥)は、購入者が販売業者に対して、販売業者の費用負担で、補修を依頼することが可能となりました。

この補修は、建物全体に適用される訳ではなく、屋根や柱、壁、床、基礎、土台など、建物の基本構造部分に限られ、壁紙の破れなどは対象外となりますが、この法律により、建売も注文住宅も、ある程度安心して購入できる様になりました。

しかし、この法律が施行された当初は、業者が欠陥に対する補修費用を負担することができず、倒産することにより、支払いを免れるケースが多発しました。

 

これが問題となり、その後「特定住宅瑕疵担保責任の履行の確保等に関する法律(住宅瑕疵担保履行法)」が施行され、住宅を建てる、または販売する業者は、家を建てる際に、国土交通省が指定する、住宅瑕疵担保責任保険法人に加入することが、一部例外を除き義務となりました。

これにより、建売を建てた業者や、販売した業者が倒産しても、住宅瑕疵担保責任保険法人が補修費用を負担することとなり、より一層安心して、建売や注文住宅を購入することが可能になりました。

尚、この保険に加入すると、住宅瑕疵担保責任保険法人が定めた、設計施工基準に準じた工事が行われているか、保険法人より、建築中に定期的に検査が入ります。

 

これにより、建売や注文住宅の欠陥が完全になくなった訳ではありませんが、以前より、欠陥が発生しにくい状況となっています。

建売を購入する際には、販売業者がこれらの仕組みを理解しているか? また、家の明け渡しの際には、保証書を受け取ることができるかを確認することが重要です。

4、土地に問題はないか?

建物が盛り土をした土地に建てられている場合は、地盤沈下が起こる危険性があります。また地方では、それまで田畑だった場所に、建売が建てられることが多々あります。

田畑の跡に建てられた家は、土地に充分な地盤改良が行われていない場合、地盤沈下により家が傾くことがあります。その様な建売を購入する際には、地盤保証があるかも確認することが大切です。

5、騒音はないか?

建売を購入された方が挙げる後悔として、「近所の子供達が騒がしい」との事例を多数見掛けます。

これは、建物の欠陥ではありませんが、建売は、5件や10件など、密集した地域でまとめて建てられ、また、子育て世代の方が多く購入するため、こういった騒音に関する苦情が頻発する様です。

静かに暮らせる家を探しつつ、建売を購入する際には、騒音に関する調査も必要です。

 

建売でホームインスペクションは出来るの?

ホームインスペクションとは、建築士など、建築業に携わってきた者が行う住宅診断を指します。

これは、数万円程度の費用から受けることが可能で、建売を販売する業者が許可をすれば、建売でもホームインスペクションが可能です。

建売の販売業者は、大抵ホームインスペクションを嫌いますが、高価な家を購入するのですから、ホームインスペクションが可能であれば、ホームインスペクションを受けることが望ましく、ホームインスペクションを受ければ、建売を購入後に、後悔するリスクを抑えられます。

但し、住宅業界は狭いもので、建売の販売業者と、ホームインスペクションを行う業者が顔見知りの場合があります。その場合は、公平なホームインスペクションが期待できないため、ホームインスペクションを行う業者を探す際には、建売を販売する業者と、関わりがないかを確認することも必要です。

当サイトでも「選び方」にありますように第3者で建築士であることは最低基準です。その他の基準については関連記事を参考にしてください。

 

7.まずは自分の知識を高めることが大切

建売の現状や、欠陥がある建売を購入し、後悔している方のご感想などをご紹介させて頂きました。

建売は注文住宅と異なり、売り切れる事があるため、焦って購入してしまうことがありますが、まずは当サイトなどを読み、住宅に対する知識を高め、欠陥住宅を購入するリスクを自らの力で減らすことが大切です。

さらにその上で、ホームインスペクションなどを行えば、欠陥がある建売を購入し、後悔するリスクを最大限に抑えることが可能です。

また、家は工作物のため、重大な欠陥ではなくとも、多かれ少なかれ傷はあるものです。些細な不具合を欠陥と捉えず、ある程度、大らかな目で家を見ることも必要です。

■関連記事

ームインスペクションのおすすめ業者はどこか?絶対知っておきたい4つの基準で比較!

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