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台風で雨漏りの原因からわかる対策すべきかどうかをケース別で紹介!
- 2017/9/18
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「台風が来た時だけ雨漏り」「梅雨の時はしないなあ」「これって屋根の故障?」
台風で雨漏りするけど、それ以外はしない、という人の話をよく聞きます。
「雨漏り自体危ないでしょ!」と思っていましたが、
専門家に聞くと、いろいろと理由があるようです。
台風で雨漏りの原因からわかる対策すべきかどうか?
台風雨漏りは特別なのか?
以下、専門家に伺った話をまとめました。
台風と大雨の違いは、風です。
傘を指してても、横からの雨で洋服が濡れてしまった経験がありますよね?
同じように、古い家にとって横からの風雨は想定していない場合が多いです。
古い家では「構造」上、台風によって雨漏りする場合があります。
新しい家で雨漏りするのはやはり欠陥と言えるでしょう。
どちらにせよ、以下のことを知っておく必要があります。
台風に備えて、ホームインスペクション(住宅診断)をしておいた方が良いポイントをお伝えします。
ケース別!ホームインスペクションの必要性
ケース別によって、雨漏りの原因、対処が全く異なってきます。
ですので、以下に「屋根」「屋根裏喚起」「床下喚起」について解説しましたのでご覧ください。
【屋根】
築年が古い一戸建ての木造住宅では、屋根は木のボードの上に瓦を葺いています、瓦の下はすぐに木製のボードです。瓦は、その傾斜を利用して、雨を下に流していきますが、台風で下から雨が染み込んでいくと、どうしても僅かな雨水が入り込み、雨漏りします。実家で天井についたシミはこういったことが原因だと考えられます。
一方、最近の家は屋根から雨漏りをする事は考えられません。なぜなら、技術が進み、屋根からの雨漏れ防止策が二重にも三重にもされているからです
新しい建物は同じ木造住宅ですが、木製のボードの上にルーフィングという、分厚いゴム製のシートを貼るようになりました。耐久性を高めるために、道路にも使われているアスファルトも使用されています。アスファルトルーフィングという名前です。
実は、このルーフィングを施工するだけで瓦など無くても屋根から雨漏りは確実に防げます。
ホームインスペクションで、現在の家にルーフィングが施工されているか確認すると、良いかと思います。もし、施工されていない時は、ルーフィングの工事だけすれば、雨漏れ対策になります。
【屋根裏換気】
日本家屋の特徴でもある屋根裏換気は、実は台風に弱いんです。
戸建ての庇(ひさし)の裏には複数の穴が空いています。これは天井と屋根の間に空気を流すことで屋根裏の湿気を取り除くために備えられています。
これは湿度の多い日本の気候に合わせて工夫されている仕組みです。
しかし、台風の時は、この通気口が雨漏りの原因となります。
台風の多い地方では、この通気口を塞いでいる事もありますが、それは建物を守ることにはなりません。今度は、屋根裏換気が出来ないことで、温度調節・湿度調節の妨げになります。きちんとホームインスペクション(住宅診断)をしてもらい、専門家の意見を聞いて、通風口用のカバーの取り付けなどをすることで、雨漏りは防げます。
【床下換気】
シロアリ駆除のため、床下換気のため、と思って、古い家に換気扇を取り付けている例をよく目にします。 確かに、床下の通風は大事です。しかし、換気扇を取り付けるために、基礎コンクリートを壊したり、換気扇が故障しているケースをよくみかけます。簡単な工事で床下換気が出来るようになったと思っている方も多いかもしれませんが、、台風などで雨水が床下に入ると、大きなトラブルになります。
以前は、布基礎といって、床下は土のまま、基礎工事をすることが普通でした。また、外部からは一切、風や水が入らなくなっていました。
一方最近の家は、ベタ基礎という工法で地面をコンクリートで固めることが主流です。通気口が設けてあります。
見た目もベタ基礎が良いと思っている方が多いのでは無いでしょうか?
しかし、もし基礎の中に水が入ってしまった時はコンクリートで固めてあるベタ基礎では湿気が溜まってしまいます。 一方、布基礎の場合は、水分が地面に染み込んでいくことで、湿度が保たれます。数年に一度、床下の点検をすることで、シロアリ、水漏れなどのトラブルを回避できます。
まとめ
台風は大雨と違います。強風のため、建物に予想外の事がおきます。「もっと早く対策を取っておけば良かった」と思う前に
プロの診断であるホームインスペクションをすることで、我が家の状態を知ることが出来ます。
故障・故障でない、の単純なことではないということですね。
場合によっては雨による腐敗を進行させて、大変なことにつながりますし
場合によっては、必要な処理をすれば簡単に解決できることもあるということです。
やはり素人には判断できません。
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